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デビルズダブル -ある影武者の物語-

監督、ばんざい!


残酷描写:あり
性的描写:あり
子供に見せられる度:中学生以上で
製作費$19,100,000
北米興行収入$1,361,512
全世界合計収入$5,728,213
公開年2011


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イラクの独裁者サダムフセインの息子、ウダイフセイン。絶対的地位のもと横暴を繰り返す彼は常に暗殺に怯えていた。そして父と同じく、自分によく似た人間を影武者として傍に置くことにした。それに選ばれてしまった主人公はウダイという人間の本性にうちのめされることになる。

実際に独裁者の息子の影武者を担っていた人物の半生を描いた実話です。ところどころ脚色されているそうですがほぼ実際にあった出来事です。

「独裁者」という言葉はそれだけで「殺戮者」の意味も含まれているイメージがあります。絶対的権力のもと、自身の行いを誰からも咎められない立場にある者は往々にして悪人になるようです。本作でその強権をふりかざすウダイという人物は狂人そのもので、拷問、強姦、殺人を行うことに微塵のためらいもありません。そんな人間の側近を任された主人公の半生も悲惨そのものです。イラク情勢に疎い人間でも、つい最近まで生きていた(2003年没)この人間を知るよいきっかけになります。私も本作で彼に興味が沸き、いろいろ調べてみました。とても映画上映時間では描ききれないそのクズっぷりは知っておくべき歴史です。

ウダイという人物はよく描けていると思いますが、主人公の心情は少し分かりづらいです。勇敢な主人公はウダイに恐怖こそすれ決して屈服はしません。しかし終盤に何故あの行動に出たのかはよく分かりませんでした。これまで散々脅迫され、その行動を起こせばそのような結果になることが分かりきっているのにどうしてそれをしたのか。もしかしてこの部分は脚色なのかしらと疑いたくなるくらいの不自然さ。ここをもう少し丁寧に描いてくれていれば傑作だったかも。

余談ですが、監督のリータマホリは過去に売春で逮捕されたことがあります。女装した彼は、自分を買わないかと声をかけた男性囮捜査官にその場でお縄頂戴になりました。そんな者でもこんな真面目な作品を任されるなんて外国は前科なんて気にしないんですね。日本だったら確実に追放されてますよこれ。。。

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カテゴリ:映画ーた~と
タグ:個人的評価:☆3個 オススメ度:☆3個 リータマホリ ドミニククーパー
個人的評価:☆☆☆
オススメ度:☆☆☆
残酷描写:あり
性的描写:あり
子供に見せられる度:中学生以上で







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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

tag : 個人的評価:☆3個オススメ度:☆3個リータマホリドミニククーパー

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