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自由死刑

「溺死はどうだ?」
「オレ泳げるから時間かかりそうだ」
「電車に飛び込むか?」
「賠償問題におふくろを巻き込みたくない」
「心臓に電気通すか?」
「オレはエレキギターじゃない」
「青酸カリ飲むか?」
「子供の頃から薬が嫌いだ」



残酷描写:ほんのちょっぴり
性的描写:結構あり
小説読まない人へのおすすめ度:文章は初級者向けですが内容は上級者向けかと
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主人公が一週間後に自殺することを決め、それまでどう過ごすか、どのように死ぬかを模索しますが、様々な邪魔が入ります。

タイトルからすると結構固い内容を想像されるかもしれませんが、軽いです。文章も難しい言葉は出てきません。

主人公からは何もしないのに、何故かいろんな人が彼の前に現れて邪魔をします。
自殺しようとしている彼にとってそれらの人々は本当にただの「邪魔」。彼の死ぬまでの貴重な時間が”有意義に”減っていきます。

展開はほぼ全て偶然の出来事の羅列なのでリアリティは皆無ですが、主人公のような人ってきっといるだろうなと思います。
睡眠欲や食欲と同じように、’死に欲’というものは確かに存在するかもしれません。「自殺する人=絶望に苛まれてる人」というのは残された人の勝手なこじつけなのだと。


正直、読後感は良くありません。自殺を批判も奨励もしておらず、「で?」って感想を持つ人が大部分だと思います。
しかしネガティブではない自殺小説というのも珍しいので普通の作品に飽きた人へおすすめします。

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カテゴリ:小説ーさ~そ
タグ:個人的評価:☆3個 オススメ度:☆3個 島田雅彦
著者:島田雅彦(しまだ まさひこ)
個人的評価:☆☆☆
オススメ度:☆☆☆
残酷描写:ほんのちょっぴり
性的描写:結構あり
小説読まない人へのおすすめ度:文章は初級者向けですが内容は上級者向けかと






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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

tag : 個人的評価:☆3個オススメ度:☆3個島田雅彦

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